30年前、特養開設と同時に介護職員に応募しました。幼児教育から高齢者ケアへ、40才の転職でした。子供にはない病気「認知症」の勉強がしたく、特養ヘルパーを希望、振り返ると経験者は私だけ、若いスタッフはやさしい信仰と笑顔があふれていました。一緒に介護福祉やケアマネジャーの勉強をしたりご利用者さんの強い信仰にも助けられました。「祈りから始まって祈りで終わる」どんなに苦しいときでも賛美と祈りがあれば大丈夫!と主を信頼し楽しくやってきました。
介護主任から施設長への話を泉田理事長から頂いた時、驚くばかりで「祈らせてください」とお願いしました。「職員があなたを施設長にと望んでいますよ」と言われ返す言葉もありません。不安な気持ちでいる時、本田弘慈先生が頭に手を置き静かに祈ってくださいました。
すべてを主に委ね、すべてを主に捧げていこう。主がすべてを良きにしてくださる。そう信じて施設長を受けました。
神様はすばらしいスタッフを与えた下さり、気づけば高齢者から障がい者施設へと広がり今、ファミリーホーム(小規模児童養護施設)と事業所内託児所と夢は地域に根ざした福祉村へとつながっています。振り返ると苦しかったこと辛かったこと主が共に背負ってくださり、今は希望を持って歩んでいます。
このことを強く教えてくださったのは泉田先生です。泉田先生は2年前に体調を崩され右半身不随になりました。体が不自由になり今まで見えなかったものが見えようになった、介護してくださる職員の気持ちも理解できるようになったと話していました。
泉田先生の大きな翼の中で走り回っていた私です。不安がないと言えば嘘です。「権力によらず、能力によらず、わたしの霊によって。」主を信頼して理事長を受けました。